モモと一緒に、いつものように、濃いめのメイクをほどこして、大胆な衣装を身につけてステージに立つ。

妖艶な笑みを浮かべて大翔をじっと見つめると、目を見開き口を半分あけて固まっていた。

Desertのメンバーも全員が同じ顔をして私を見ている。

そんな中、修二さんと仁さん、タカさんは優しく目を細めて、私を見つめ、Desertのメンバーを見て笑っていた。

そう、ベリーダンサーSAKURA。

これが私のもうひとつの顔で私の仕事。

優雅にしなやかに舞い踊る姿で、私は大翔を虜にしたい。

私だけの大翔、私の愛しい人。

どうかSAKURAも好きになって…