二度のアンコールのあとライブは終わった。
冷めやらぬ熱気と興奮で、ライブの余韻を味わいながらアルコールで喉を潤す観客たち。
車で来ている私は、烏龍茶を手にして壁にもたれ掛かり、ボンヤリしていた。
「サクラさん」
スタッフTシャツを着た女性が笑顔で近寄ってきた。
小声で
「修二さんが呼んでます。一緒に来ていただいていいですか?」
小さく頷いて彼女のあとに続き、私はステージを終えた彼らの楽屋に向かっていた。
入り口で
「悠希さん」
名前を呼ばれて足を止めた。
振り向くとはにかんだ笑顔の拓実くんが立っていた。
冷めやらぬ熱気と興奮で、ライブの余韻を味わいながらアルコールで喉を潤す観客たち。
車で来ている私は、烏龍茶を手にして壁にもたれ掛かり、ボンヤリしていた。
「サクラさん」
スタッフTシャツを着た女性が笑顔で近寄ってきた。
小声で
「修二さんが呼んでます。一緒に来ていただいていいですか?」
小さく頷いて彼女のあとに続き、私はステージを終えた彼らの楽屋に向かっていた。
入り口で
「悠希さん」
名前を呼ばれて足を止めた。
振り向くとはにかんだ笑顔の拓実くんが立っていた。