コンコン

『失礼します。』

私は目を疑った

なぜなら、転校生というのは

私を裏切った奴等だったからだ。

『あぁ、もう最悪…((ボソッ』

真澄「あ?なんか言ったか?」

コイツは小野寺 真澄 -オノデラ マスミ-

私の兄だ。

シスコンという面倒くさい性格だが

私が族を辞めた時、

真っ先に励ましてくれた。

『何も言ってません』

真澄「そうか。

こいつ等が新しい生徒だ。

とりあえず生徒会室で説明等してやってくれ」

『分かったよ…

えっ…と、はじめまして

ここの生徒会長の

小野寺 澄香って言います

君達の名前は生徒会室で聞くから

今から行こうか。』

5人「は、はい…」






『着いたよ。

ここが生徒会室だよ。

さ、入ろうか。』

ガラッ 

『ただいま戻りましたー。』

涼「おっ、転校生も中々のイケメン揃いだな」

龍「うっらやましぃ~!」

ちゃんと空気読めてるじゃん。

偉い偉い(≖ᴗ≖ )

『えっと、改めまして

私の名前は「なんでお前がここにいんの?」

え?』

登「なんでお前がここにいるのかって聞いてんだよ。」

渚「本当だよ。お前がいないって思って転校してきたのに、

結局いるのかよ。」

倫也「チッ…」

遥輝「(´Д`)ハァ…」

瑠々「うぅ、怖いよぉ…。」

チッ、気色ワリィな…

『えっと、ごめんなさい…。

本当に誰なんですか…?』

登「あ?嘘つかなくていいんだよ。

さっさと本当のこと言えや‼」

『だから、はじめましてだって言ってるだろ?

そろそろ黙れよ。腹が立つんだよ((殺気』

5人「……っ‼‼‼」

『おい、自己紹介くらい自分でやれよ。』

登「…神崎 登 -カンザキ ノボル‐だ」

渚「雨宮 渚 ‐アマミヤ ナギサ‐

もうお前と仲良くしねぇから」

倫也「端村 倫也 ‐ハシムラ トモヤ‐

クソ女滅びろよ。」

遥輝「葉山 遥輝 ‐ハヤマ ハルキ‐だ

死んでたんだと思ってたよ」

瑠々「え、えと…

野々村 瑠々 ‐ノノムラ ルル‐っていいます…

よ、よろしくねぇ…?」

きっも。

マジで無理だわ~

ってこんなだからだめなのか…

涼「俺は一之瀬 涼だ」

龍「俺は一之瀬 龍だ」

『私は小野寺 澄香』

『一応私は生徒会長だから

聞きたいことあったら聞いてね』

登「お前なんかに聞かねぇよ。」

もう無視だ無視。

『あんたらとりあえずSクラスだね。』

ん…?

なんで姫だけCクラス…?

チッ、あの野郎ぶち殺す。

ピリリッピリリッ

『もしもし真澄?』

《お、どうした澄香》

『とりあえず生徒会室来い。

10秒だ』

ブチッ ツー ツー

10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 ゼ…

ガラッ

真澄「セーフか…?ハァハァ…」

『あぁ、セーフだ。

ところで真澄。

これはどういうことだ?』

真澄「へ……?」

『なんで姫である瑠々ちゃんが

Cクラスなのかな?』

5人「は?(え?)(えぇー?)」

真澄「そ、そ、それは…。」

『おい、よく聞け真澄。

姫はいつ狙われるか分かんねぇんだよ。

ましてやの世界一の族の鳳凰の姫だぞ?

妬みやなんやらでいじめられたときに

ガードできる幹部の奴らが同じクラスじゃないって

それはどういうことか分かるよな?

瑠々ちゃんは格好の的になるんだよ。

それで、この学校にいる他の族の奴等が

瑠々ちゃん狙って、被害が出て、

学校に来なくなりました。

これはお前が責任取らなきゃいけねぇんだぞ?

だから瑠々ちゃんはSクラスにしろ

今すぐにだ。

じゃないとお前、マジで殺すぞ…?((殺気』

真澄「す、すまんな…。

鳳凰の奴らはとりあえずSクラスだ。

姫さんも含めてSクラスでいい。

じゃあ、俺は帰るから…。」

『二度とこんなことすんじゃねぇぞ

次は容赦しねぇからな…?((殺気』

真澄「重々承知しておりますぅっ!!‼」

ガラッ  ピシャッ

『はぁ…。』

登「や、やっぱお前は…」

『え…?

あ、やっちゃった。』

渚「澄香…『うわぁ、真澄腹立つからついつい

やっちゃったよ~。』え?」

『もういっか。うん。

もう何でもいいや。』

涼&龍「NICE澄香!」

『いや照れるからやめて…w』

なんか思わず庇ったけど…

『まぁ、いっか。』

登「おい澄香」

『ん、何?』

5人「ありがとう(ありがとね)」

『いやぁ、照れますね~。

なんちってー!

さ、行くよ。』

皆「おう!(うん!)(あぁ)」