母と父の人生の記録

「兄さん。」病室に行くと葵が言った。
「ん?どうした?」と聞くと、
「兄さんなんで、ゲームセンターに居たの?」そう言われた。
バレた…
「樹。その時間、部活じゃないの?」母さんが言う。
「樹…サボったのか?」父さんも言う。
言うしかないのだろうか…
だが、俺が言う決心をしたのは葵の一言だった。
「兄さん。なんで、黙ってるの?本当の事、教えてよ!」
「わかった。言うよ…俺、部活辞めた。大会も出ない…」俺が言うと、2人はショックを受けた顔をした。葵は逆に、呆れた顔をしていた。
「兄さん…そんな事?」と言う葵にカチンとくる。
「そんな事?俺には、大事なんだ!」俺は言って病室を出た。