母と父の人生の記録

俺は夕飯を食べた後、1人部屋で泣いた。
両親がくれたプレゼント。今年で最後になるかもしれない、プレゼント。
今日は8月30日。時刻はもうすぐ、俺が生まれた時間になる。
俺のポケットで携帯が震える。
「も、もしもし…」震える声で出ると、
「樹。誕生日おめでとう。」
「おめでとう。」と2人の声がする。
俺は、涙が溢れ出た。
「どうしたの?」と母さんの慌てた声がする。
「ごめん…なんでもない…」俺は言う。
「ありがと…母さん達、早く寝なよ。おやすみ」俺はそう言って電話を切った。
それから俺は、次の日になるまで涙は止まらなかった。