最近、色んな人から「大丈夫?」と聞かれている気がする。
そして、勉強が好きだと言うと変な顔をされる。
晃太くんも、そして、河野くんや海堂くん、柚希ちゃん、美香ちゃん……。
そんなに、おかしいかな?
だけど、一番心配性のカナは心配そうにしながらも、無理には止めずに見守ってくれていた。
確かに、大丈夫だった。
課題を解くことに関しては。実際、みんなに言っていた通りに楽しかったから。
☆ ☆ ☆
水曜日。週の真ん中。
どうにも全身の気怠さをぬぐえない中、何とか一日の講義がすべて終わった。
教科書やノートを片付けていると、早々に片付け終わったカナが、とても真面目な表情でわたしの方を見た。
「ねえ、ハル」
「なあに?」
手を止めて、カナの方を見ると、
「今日はオレも一緒に帰るから」
と言いながら、片付け中だったわたしの荷物を、そのままカナが片付けてしまう。
「……え? なんで?」
水曜日は空手部の日。
だから、今日はカナの荷物はいつもより多い。今朝、カナはちゃんと道着を準備していたもの。
「ハル、すごく疲れた顔してる」
カナは心配そうに、わたしの頬に手を触れた。
「早く帰って、身体、休めよう」
「え、でも」
わたし一人でも身体は休められるし……。それに、確かに怠いけど、いつもに比べて特別という訳ではない。だから、晃太くんのレッスンだって受けるつもりだし……。
だけど、何か言う前に、カナはスッと二人分の荷物を肩にかけ、わたしに手を差し伸べた。
そして、勉強が好きだと言うと変な顔をされる。
晃太くんも、そして、河野くんや海堂くん、柚希ちゃん、美香ちゃん……。
そんなに、おかしいかな?
だけど、一番心配性のカナは心配そうにしながらも、無理には止めずに見守ってくれていた。
確かに、大丈夫だった。
課題を解くことに関しては。実際、みんなに言っていた通りに楽しかったから。
☆ ☆ ☆
水曜日。週の真ん中。
どうにも全身の気怠さをぬぐえない中、何とか一日の講義がすべて終わった。
教科書やノートを片付けていると、早々に片付け終わったカナが、とても真面目な表情でわたしの方を見た。
「ねえ、ハル」
「なあに?」
手を止めて、カナの方を見ると、
「今日はオレも一緒に帰るから」
と言いながら、片付け中だったわたしの荷物を、そのままカナが片付けてしまう。
「……え? なんで?」
水曜日は空手部の日。
だから、今日はカナの荷物はいつもより多い。今朝、カナはちゃんと道着を準備していたもの。
「ハル、すごく疲れた顔してる」
カナは心配そうに、わたしの頬に手を触れた。
「早く帰って、身体、休めよう」
「え、でも」
わたし一人でも身体は休められるし……。それに、確かに怠いけど、いつもに比べて特別という訳ではない。だから、晃太くんのレッスンだって受けるつもりだし……。
だけど、何か言う前に、カナはスッと二人分の荷物を肩にかけ、わたしに手を差し伸べた。



