その日、家に帰ってから、ハルに聞いてみた。
「ところで、ハルは、なんで空手の練習なんて見たかったの?」
「だって……」
とハルは少し困ったようにオレを見て、それから少しばかり頬を染めて、そっと目を伏せた。
「だって、大切な旦那さまが、ずっと続けてきたもの……でしょう?」
え? ハル、今、何て言った!?
大切な旦那さま!! って言ったよね!?
その言葉に思わず、ハルを凝視する。
口下手なハルからもらった思いがけない言葉に、オレの気持ちは一気に浮上。
ハルは恥ずかしそうに、そんな受かれたオレの顔を見る。
「なのにね、わたし、カナが空手をするところ、一度も見たことないなって思ったら、ちゃんと見たくなって……」
気が付くと、オレはハルをギュッと抱きしめていた。
ハルの髪に顔をうずめて、片手で髪をもてあそび、もう片方の手でハルの薄い背をゆっくりとさする。ハルの髪からはラベンダーの香りがふわりと漂う。
ああ、久しぶり。この感じ。
……幸せだ。
「そうだね。道場の方は結構、激しい組み手とかもあるけど、大学の方だったら、ハルが驚くような事はなさそうかな」
有段者が淳しかいないところに教えに行くくらいなら、ハルの心臓がどうこうするような事はきっとないだろう。
うん。そう思うと、淳が持ってきた話もそう悪くないのかも知れない。
……一回限りで済むのなら。
ああ、でも、やっぱり心配だ。
何があるか分からないし、同じ場所にいたとしても練習中はオレ、ハルの側にいられないし。
……水曜日の夕方は兄貴を頼もう。
うん。そうしよう。
「ところで、ハルは、なんで空手の練習なんて見たかったの?」
「だって……」
とハルは少し困ったようにオレを見て、それから少しばかり頬を染めて、そっと目を伏せた。
「だって、大切な旦那さまが、ずっと続けてきたもの……でしょう?」
え? ハル、今、何て言った!?
大切な旦那さま!! って言ったよね!?
その言葉に思わず、ハルを凝視する。
口下手なハルからもらった思いがけない言葉に、オレの気持ちは一気に浮上。
ハルは恥ずかしそうに、そんな受かれたオレの顔を見る。
「なのにね、わたし、カナが空手をするところ、一度も見たことないなって思ったら、ちゃんと見たくなって……」
気が付くと、オレはハルをギュッと抱きしめていた。
ハルの髪に顔をうずめて、片手で髪をもてあそび、もう片方の手でハルの薄い背をゆっくりとさする。ハルの髪からはラベンダーの香りがふわりと漂う。
ああ、久しぶり。この感じ。
……幸せだ。
「そうだね。道場の方は結構、激しい組み手とかもあるけど、大学の方だったら、ハルが驚くような事はなさそうかな」
有段者が淳しかいないところに教えに行くくらいなら、ハルの心臓がどうこうするような事はきっとないだろう。
うん。そう思うと、淳が持ってきた話もそう悪くないのかも知れない。
……一回限りで済むのなら。
ああ、でも、やっぱり心配だ。
何があるか分からないし、同じ場所にいたとしても練習中はオレ、ハルの側にいられないし。
……水曜日の夕方は兄貴を頼もう。
うん。そうしよう。



