「凛月!」
「え、流川くん!?」
名前を呼ばれてはっとすると、走ってきた流川くんが私と男性を遮るように立つ。
なんだか守られているようで、そして彼が来てくれて、ほっと安心する。
「そんな急いでどーしたんだよ、千那?久しぶりなのにそんな怖い顔しちゃって、オレ悲しー」
「絶対なんかちょっかいかけてただろ、潤!」
流川くんは珍しく怒っているみたいだった。
それなのに潤と呼ばれた男性は飄々と笑っている。
流川くんは呆れたように、はあ……とため息をつくと、こちらにくるっと振り返った。
「凛月、大丈夫?何もされてない?」
「う、うん大丈夫。話してただけだから……ありがとう」
にこっと微笑むと、それならよかったとまた息をつく。
と思ったら、眉がきゅっと吊り上がって、表情がころころ変わる。
「さっきは俺たちに気を遣ってくれたんだろうし俺が悪いけど、もう離れちゃダメだからな」
「わ、わかった」
まるで子どもに言い聞かせるみたいなのに、有無を言わせない迫力があってこくこくと頷く。
流川くんって本気で怒ったらすごく怖い人、かもしれない……
「え、流川くん!?」
名前を呼ばれてはっとすると、走ってきた流川くんが私と男性を遮るように立つ。
なんだか守られているようで、そして彼が来てくれて、ほっと安心する。
「そんな急いでどーしたんだよ、千那?久しぶりなのにそんな怖い顔しちゃって、オレ悲しー」
「絶対なんかちょっかいかけてただろ、潤!」
流川くんは珍しく怒っているみたいだった。
それなのに潤と呼ばれた男性は飄々と笑っている。
流川くんは呆れたように、はあ……とため息をつくと、こちらにくるっと振り返った。
「凛月、大丈夫?何もされてない?」
「う、うん大丈夫。話してただけだから……ありがとう」
にこっと微笑むと、それならよかったとまた息をつく。
と思ったら、眉がきゅっと吊り上がって、表情がころころ変わる。
「さっきは俺たちに気を遣ってくれたんだろうし俺が悪いけど、もう離れちゃダメだからな」
「わ、わかった」
まるで子どもに言い聞かせるみたいなのに、有無を言わせない迫力があってこくこくと頷く。
流川くんって本気で怒ったらすごく怖い人、かもしれない……



