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「どれにしようかなあ~」
ホワイトで統一された店内は、オープンしたばかりだから、ほとんど人で埋まっている。
そんなところに、私に悠莉、冬哉くんと駿くんという謎のメンバー。
てっきり断れるかと思ったのに、『たのしそう~~いこいこ』なんて悠莉が言うから、結局4人で行くことに。
「んー、じゃあおれミックスベリーパンケーキにしよっかな」
「へえ、なんともかわいいチョイスだね松岡君」
「水城でオトコからのかわいい総取りしてるユウリちゃんは?」
「宇治抹茶スフレパンケーキ」
「....けっこう渋いトコいくね」
あまり面識のないはずなのに、すらすらと会話を進めてるふたり。
さすがだなあ、と感心していると。
目の前で、眉間にシワを寄せている冬哉くんに気づく。
怒ってる....!?というより、悩んでる....?
「冬哉くん、どうかした?」
控えめに尋ねると、メニューからふわりと顔を上げた冬哉くんは。
「....ぜんぶ食いたい」
ため息混じりな憂いな横顔から滲み出る、洗練された美しさ。
.....なんだか、すごくずれてる気がするなあ。



