ロックを解除して、またびっくり。
「っ、りつくん.....?」
画面に映るシンプルなアイコンは、律くんのもの。
律くんからメッセージがくるなんて、はじめて。
【上みて】
....なんだけど、意味がよくわからないメッセージ。
うえを、みろ....?
メッセージの通り、視線を上にあげると。
ブー、と新しい通知音。
【下みて】
........??
首を傾げながら下を向く、とまた新しいメッセージ。
【うしろ】
くるりと顔をうしろに向ける───と、手のひらで顔を覆う律くんのすがた
その口元は、ゆるく弧を描いている。
「り、りつくん.....!?なんで」
うしろにいるのに、なんでメッセージ....?
肩を揺らしながら近づいてくる、それはそれは楽しそうに笑う律くん。
「未桜さ、俺に従順すぎない?」
「う、だって急にメッセージくるから....。びっくりしたの!」



