♢ 夕飯を食べ終わって、10分ほどたった頃。 「冬哉くん。冷蔵庫のーーー使ってもいい.....?」 ひそひそ声で聞く。 「.....いーけど。なんに使うんだよ」 すると冬哉くんは、ちょっと不思議そうな顔をしながら頷いた。 「甘いもの、作ろうと思って」