オトナだから愛せない




「意地悪……」




ベッドの上に寝転がりスマホ画面を見つめる。思わず眉根を寄せて声を漏らした。



明日は珍しく皐月くんとお休みがかぶったので、どこかに遊びに行こうという約束を前々からしていたのだけれど、











行きたいところを提案しても却下ばかりだ。











なんと言われようと今回ばかりは諦めない。久しぶりの皐月くんとのお出かけで、皐月くんと海に行きたくて新しい水着を買ったのだから。



皐月くんに可愛いって言ってもらいたい!



と、メッセージ画面から着信画面に変わり、ブーッ、ブーッっとスマホが震えた。











電話の主は、皐月くんだ。