オトナだから愛せない





いつものことながら、とりあえず皐月くんと喧嘩をした。いや、正確には喧嘩というほどのものでもない。私がただ落ち込むだけの些細なこと。











まぁ、なんとなく分かっていた答えだ。



昼休み友達に彼氏との写真を自慢され、思わず羨ましくなってしまった。まぁ、皐月くんとプリクラに行ったところで、私の場合友達に自慢なんてできないのだけれど。









嫌だって言うと思ってはいたけれど、そんな一刀両断にしなくてもいいのに。スマホの画面とにらめっこをし、皐月くんからのドライなメッセージにため息。




「ひとりで行ったって意味ないじゃん……」



私は、皐月くんとの写真が欲しいだけなのに。