友達イジメ

「あのさ、ちょっと話があって……」


そう言って言葉を切り、頭をかくユウジ。


ここまで勢いで連れてきてしまったけれど、今更になって我に返った感じだ。


「話……?」


「そう……。えっとさ、アキコちゃん、彼氏いる?」


真っ赤な顔でそう質問をされたので、こっちまで体温が上昇していく。


「いないけど……?」


その後の展開はもうわかっていたようなものだった。


けれど、心臓はドキドキと跳ねている。


「それじゃ……好きな人は?」


「好きな人なら、いるよ……?」


その言葉にユウジは眉を下げた。


落胆しているのが手に取るようにわかる。


「そっか……」


「誰が好きなのか、聞かないの?」


「え……?」