☆☆☆

昼ご飯も食べることができず、あたしは自分の机に突っ伏していた。


ユウジとは確実にいい雰囲気だった。


もう一歩で付き合うことができるところまで行っていた。


誰がどう見ても、そうだったに違いない。


それなのに、どうしてこんなことになってしまったのか……。


「リカコのせい……」


あたしは親指の爪をガリッと噛んで、そう呟いたのだった。