友達イジメ

☆☆☆

「オレンジジュース買って来て」


「あたしはメロンパン」


「メモ帳がなくなってたんだった」


次々と呟く声にヨシキが反応して、A組を駆けだして行く。


その後ろ姿を見送ってあたしたち3人は吹きだした。


「ヨシキのヤツ、必死じゃん」


そう言うとサチが何度も頷いた。


ヨシキは休憩時間の度にA組にやってきて、約束通りあたしたちのパシリになってくれていた。


毎時間命令をしているから、ヨシキはトイレに行く暇もないくらいだ。


「まぁ、あんな写真バラまかれたら生きていけないもんねぇ」


スズはそう言って文庫本から視線をあげた。


さっきヨシキにメモ帳を買ってくるように言ったのはスズだった。