仮眠室で囁いて

固まる私に二人が赤くなりながら頭を下げた。
「ごっごめんね高橋さん、勘違いして」

「服部先生って、以外と独占欲強いんだね。っていうか服部先生と結婚予定なの?
いいなぁ。でもそれ、気を付けないと屈むと見えるかも、キスマークたちが」

二人の視線が首もとを苦笑いしながら見ている。

先生はさっき、ナース服に指をかけてたくさんつけた赤い印たちを二人に見せたのだ!

「ひゃっ!」
赤くなって涙目になる私を二人はからかいながら、一日一緒に楽しく仕事をこなしてくれた。