「俺らここにきてからすっげー敵対視されてたんだよね。
高橋さんは気づいてなかったけど、外科ドクターと一部看護師の間で有名なんだよ。
服部先生のお気に入りって」

「へっ!?」
晒名先生の言葉に目が丸くなる。

「あの人ずーっと一途に健気に高橋さん一筋なんだよ。

モテるからね服部先生。
ぼやぼやしてるととられちゃうよ」

「で何があったの仮眠室で」
晒名先生がニヤリと笑う。

「俺もいたんだよね。一番奥のベッドに。」


サーっと血の気が引くのがわかった。
晒名先生はにこりと笑い

「高橋さんの可愛いお願いはよく聞こえたんだけど服部先生が何を言ってたのかはよく聞こえなくてさ。
しかも先生あんなとこで手出すからほんと参った」


あぁ最悪だ。
今すぐ帰りたい。