「いいか、俺がいないからって仕事中に男探してんじゃねーぞ。

もう、俺と付き合ってんだからな。

あきらめてちゃんと俺を意識して早く俺のモノになれ。

ちゃんと仕事に集中しとけよ。」


くどくど言いながら朝早く私を家に送り届けた先生は、提携病院の外来診察担当日でしぶしぶ仕事に向かった。

厄介事を私に押し付けて違う病院に出勤していく先生はひどい!

先生の家で抱き枕になったのは、外科のみんなに周知されていて、私は足取り重く職場に向かった。