「麻美…いい?」

熱く潤んだ目で見つめる色気たっぷりな先生にドキドキする。

「だっダメぇ!」

「瞬殺かよ。
なんかムカツク。
しかたない…我慢するからキスはするぞ。昨日してるからいいよな?」

意地悪に笑った顔がふいに近づきそのまま唇が塞がれた。

何度も優しく口づけされ、いつのまにか深くとろけるものにかわり私の顔が上気する。

先生のキスは甘い…。

もっとしてほしいと思わず自らねだってしまいたくなるキスだ。

「今はこれで我慢する。
早く俺を好きになれよ。
俺を意識しろよ、麻美」


強引な服部先生をすでに充分意識させられて、そっと背中に腕を回し甘いキスに身を委ねた。