断じて期待なんてしていない!

そもそも好きでもないし、むしろ苦手な人で、、、

それなのに先生のバスルームで一応念入りに洗っている私がいて、そんな自分に赤面する。

仕方なく下着をつけずに渡された服を着て、濡れた髪で頭からタオルをかぶり、胸元を手で隠しながら

「先にお借りしました」

とリビングに入ると先生は私からすぐに目を反らし、椅子から立ち上がりペットボトルとドライヤー
をテーブルにおいた。

「…シャワー浴びてくる」

横を通りすぎた先生の耳がかすかに赤く染まっていた。