「佐久間には劣るけど、俺もそこそこイケメンだぞ。

脳外科医だし収入もいい。

何よりもう6年だ、、、これだけ一途なんだから浮気はしない。

ただ患者に何かあれば急な呼び出しはある。

それは理解してほしい。

多忙だから寂しい思いをさせるかもしれないが一緒にいるときはとことん甘えさせてやる。

神様にたのんだんだろ?

素敵な出会いと彼氏と結婚。

っていうかもう出会ってんだから俺にしとけ!
 
わかたっな?返事は!」

反射的に

「はい!」

そう答えてしまい慌てて口を押さえたが遅かった。

満足げににんまり笑った先生は

「家に行くぞ」

と呆けている私の鞄をつかみ車をおりた。