私の質問に、渋い顔をする琴実さん。
「それはさ、たすくの親父が権力者だからだよ」
「権力者?」
聞きなれない言葉に、私は思わずオウム返しをしてしまった。
「……やっぱり、キョンちゃんは、“白”か。
詳しい話は、直接本人から聞いてよ。あいつ、私には本気で怒るから。
で、本題はなんだったっけ?」
なんだったっけ?
「忘れた……。どうせ、戸部さんの話題だし、どうでもいいわ」
「ぷ。やっぱりキョンちゃんは、面白いや。
たすくをここまで粗野に扱う人間、初めてみた」
本心を言ったまでで、粗野に扱ってるつもりはないのだけれど。
「あいつ、人に取り入るのがうまいからなー」
「あ、それはわかるわ。私のお姉ちゃんなんか、戸部さんのウルウルに、あっという間に騙されてたもの」
「そりゃご愁傷様」と言って笑う琴実さんの横顔を、私は、眼鏡をずらして盗み見た。
琴実さんの頭の上には、『20』。
驚いたわ。琴実さんは戸部さんのこと……『信頼』している。
「それはさ、たすくの親父が権力者だからだよ」
「権力者?」
聞きなれない言葉に、私は思わずオウム返しをしてしまった。
「……やっぱり、キョンちゃんは、“白”か。
詳しい話は、直接本人から聞いてよ。あいつ、私には本気で怒るから。
で、本題はなんだったっけ?」
なんだったっけ?
「忘れた……。どうせ、戸部さんの話題だし、どうでもいいわ」
「ぷ。やっぱりキョンちゃんは、面白いや。
たすくをここまで粗野に扱う人間、初めてみた」
本心を言ったまでで、粗野に扱ってるつもりはないのだけれど。
「あいつ、人に取り入るのがうまいからなー」
「あ、それはわかるわ。私のお姉ちゃんなんか、戸部さんのウルウルに、あっという間に騙されてたもの」
「そりゃご愁傷様」と言って笑う琴実さんの横顔を、私は、眼鏡をずらして盗み見た。
琴実さんの頭の上には、『20』。
驚いたわ。琴実さんは戸部さんのこと……『信頼』している。



