「と、戸部さん……!?」
トイレマットの上で、キョンは膝を抱えて座っていた。
目を丸くして、俺の顔を見上げるキョン。頬には、涙の筋がてらてらと光っている。
やっぱり泣いてた。つうか、俺が泣かせたんじゃん。
「女の子がひとりで泣いちゃだめでしょ?」
なぁに言ってんのよ、俺。
気の利いた言葉が出ず、もどかしくて、頭をガシガシかいた。
「……変態」
とキョン。俯いてボソッと呟いた。
まあ、そうだわね。女の子が入ってるトイレの鍵、こじ開けて押し入ってるわけだし。
「はは、よく言われるう。
ほーら、立った、立ったあ」
座っているキョンを抱き起こして。
……うん、この際、ドア閉めちゃえ。
後ろ手でトイレのドアをバタン。
「ちょっ……、戸部さん、何して――」
「うーん、わかんないかなぁ?
俺とキョン、トイレットでふたりっきりの巻ぃ」
「ばっかじゃないの!? ちょっと離してよ」
「いやん。離したらキョン、逃げちゃうもん」
「当たり前よ!」
トイレマットの上で、キョンは膝を抱えて座っていた。
目を丸くして、俺の顔を見上げるキョン。頬には、涙の筋がてらてらと光っている。
やっぱり泣いてた。つうか、俺が泣かせたんじゃん。
「女の子がひとりで泣いちゃだめでしょ?」
なぁに言ってんのよ、俺。
気の利いた言葉が出ず、もどかしくて、頭をガシガシかいた。
「……変態」
とキョン。俯いてボソッと呟いた。
まあ、そうだわね。女の子が入ってるトイレの鍵、こじ開けて押し入ってるわけだし。
「はは、よく言われるう。
ほーら、立った、立ったあ」
座っているキョンを抱き起こして。
……うん、この際、ドア閉めちゃえ。
後ろ手でトイレのドアをバタン。
「ちょっ……、戸部さん、何して――」
「うーん、わかんないかなぁ?
俺とキョン、トイレットでふたりっきりの巻ぃ」
「ばっかじゃないの!? ちょっと離してよ」
「いやん。離したらキョン、逃げちゃうもん」
「当たり前よ!」



