暗闇の中、俺を呼ぶ声が聞こえた気がした。 ひどく懐かしい。なぜか心地いい声。 ああ。 母さんの声だ。 母さん、随分、掠れた声になったな。 俺のせいか。 ごめんな、母さん。 ちゃんと、ごめんって言ってやれなくて、ごめん。