頭が煙を吹いてショートしてしまう寸前、扉が開いた。
「連れて来たぞ」
という生徒会長の後ろに、鮮やかな金色に染め上げられた頭髪がチラリと窺えた。
荒木……薫?
「薫、あれが例の客だ」
会長は、そのまま私の横を素通りし、部屋の奥のソファーに腰をかけた。
目の前に立っている、金髪の男性は眉をひそめて私を見下ろす。
……というか、これ、ほぼ間違いなく睨みつけられているわよね。
「あんた、誰?」
初対面で、当たり前で、率直な感想に、私の後ろの方(特にソファーのあたり)で殺気だつ気配を感じた。
ぞくり。背中を冷たいものが流れる。
「あ、あの……私……」
「メロンフロート……の目……もしかして、あんたがキョン?」
キョン!?
なんで、荒木薫がそのへんちくりんなあだ名を知っているのよ!!
というか、どうして他校にまで、そのあだ名が蔓延してるのかしら!!
「そ、そうですけど……」
思いっきり顔が引き攣ってしまったのは、仕方がないと思う。
まさか、他校の、初対面の人に「キョン」だなんて呼ばれるとは爪の先ほども思っていなかったんだから。
「ああ、あんたのことは、うるさいくらいたすくから聞いてる。
つうか、うるせえってたすくに言っといて」
荒木薫は、彼の一番近くにあった椅子を引いてどかっと座った。
「言えないんです」
「あ? 何、アイツまだ、ベッドの中であの変な趣味やってるわけ?」
へ、変な趣味!?
「たすくに口答えできねえように仕向けられてんだろ?」
はい? 何よ、それ。
「ええと、た、たぶん、それとは、話が違うかと……」
……たすくさんを捜すのやめようかしら。
「連れて来たぞ」
という生徒会長の後ろに、鮮やかな金色に染め上げられた頭髪がチラリと窺えた。
荒木……薫?
「薫、あれが例の客だ」
会長は、そのまま私の横を素通りし、部屋の奥のソファーに腰をかけた。
目の前に立っている、金髪の男性は眉をひそめて私を見下ろす。
……というか、これ、ほぼ間違いなく睨みつけられているわよね。
「あんた、誰?」
初対面で、当たり前で、率直な感想に、私の後ろの方(特にソファーのあたり)で殺気だつ気配を感じた。
ぞくり。背中を冷たいものが流れる。
「あ、あの……私……」
「メロンフロート……の目……もしかして、あんたがキョン?」
キョン!?
なんで、荒木薫がそのへんちくりんなあだ名を知っているのよ!!
というか、どうして他校にまで、そのあだ名が蔓延してるのかしら!!
「そ、そうですけど……」
思いっきり顔が引き攣ってしまったのは、仕方がないと思う。
まさか、他校の、初対面の人に「キョン」だなんて呼ばれるとは爪の先ほども思っていなかったんだから。
「ああ、あんたのことは、うるさいくらいたすくから聞いてる。
つうか、うるせえってたすくに言っといて」
荒木薫は、彼の一番近くにあった椅子を引いてどかっと座った。
「言えないんです」
「あ? 何、アイツまだ、ベッドの中であの変な趣味やってるわけ?」
へ、変な趣味!?
「たすくに口答えできねえように仕向けられてんだろ?」
はい? 何よ、それ。
「ええと、た、たぶん、それとは、話が違うかと……」
……たすくさんを捜すのやめようかしら。



