「シャブの匂いもする」
しゃぶ?
シャブって……しゃぶしゃぶじゃないよね……?
『覚醒剤』
そんな単語が、頭に浮かぶ。
現実味をもたない、テレビの中だけの言葉だと思っていた。
それが今、お姉ちゃんや貴兄以外で1番身近な人の口から出てきた。
「琴実、どういうことだ?」
たすくさんの感情を押し殺した声が床を這う。
「おい、ヒデ、どういうことだ?」
ヒデさんは、何も口にしなかった。
それどころか、微動だにしない。
どういうこと……?
それは、私が聞きたい。
「シャブとクサ、持ってんだろ?
出せ」
もの凄い迫力だった。
琴実さんをのけ反らせたまま、見下ろすたすくさん。
私は、無意識のうちに、たすくさんとのどかさんのやり取りと重ねていた。
しゃぶ?
シャブって……しゃぶしゃぶじゃないよね……?
『覚醒剤』
そんな単語が、頭に浮かぶ。
現実味をもたない、テレビの中だけの言葉だと思っていた。
それが今、お姉ちゃんや貴兄以外で1番身近な人の口から出てきた。
「琴実、どういうことだ?」
たすくさんの感情を押し殺した声が床を這う。
「おい、ヒデ、どういうことだ?」
ヒデさんは、何も口にしなかった。
それどころか、微動だにしない。
どういうこと……?
それは、私が聞きたい。
「シャブとクサ、持ってんだろ?
出せ」
もの凄い迫力だった。
琴実さんをのけ反らせたまま、見下ろすたすくさん。
私は、無意識のうちに、たすくさんとのどかさんのやり取りと重ねていた。



