「俺じゃ駄目……じゃないんだよねえ」
頬にキスを寄せながら耳に移動した唇は、外耳に舌を這わせながら器用に発する。
全身ががあわだつ。
掠れた声だったにも関わらず、その強い語気は、尋ねているようには感じらなかった。
確認だった。突き詰めて言うと、私が言った言葉を再認識させる為に言ったようだった。
「俺を無視するなんて、響子は悪い子だ。お仕置きしなくちゃ、ね」
耳の奥の奥が、じん、とする。
熱い息と、感情をひた隠した冷たい声色との対比がスパイスとなって、私の体は熱を帯びる。
アツイ、アツイ。
「虐めて、虐めて、虐め抜いてあげる。
ほら、自分で外しなよ。
見ててあげるから」
たすくさんは、手を掴んで、私の胸元に置いた。
静かな瞳が真っ直ぐ見下ろす。
「い、や……」
「あ、そう。
で、手が動いてないけど」
頭が働かない。
なんで?
なんなのこれ?
頭はくらくらするし、体は熱いのに震えが止まらない。
もう、何がなんだか――
『たすくー!』
廊下から聞こえた大声が、引き金になったかのように、体がびくんと跳ねた。
直後、私の右手は、たすくさんの頬をとらえた。
バチン。
乾いた音が保健室に響いた。
頬にキスを寄せながら耳に移動した唇は、外耳に舌を這わせながら器用に発する。
全身ががあわだつ。
掠れた声だったにも関わらず、その強い語気は、尋ねているようには感じらなかった。
確認だった。突き詰めて言うと、私が言った言葉を再認識させる為に言ったようだった。
「俺を無視するなんて、響子は悪い子だ。お仕置きしなくちゃ、ね」
耳の奥の奥が、じん、とする。
熱い息と、感情をひた隠した冷たい声色との対比がスパイスとなって、私の体は熱を帯びる。
アツイ、アツイ。
「虐めて、虐めて、虐め抜いてあげる。
ほら、自分で外しなよ。
見ててあげるから」
たすくさんは、手を掴んで、私の胸元に置いた。
静かな瞳が真っ直ぐ見下ろす。
「い、や……」
「あ、そう。
で、手が動いてないけど」
頭が働かない。
なんで?
なんなのこれ?
頭はくらくらするし、体は熱いのに震えが止まらない。
もう、何がなんだか――
『たすくー!』
廊下から聞こえた大声が、引き金になったかのように、体がびくんと跳ねた。
直後、私の右手は、たすくさんの頬をとらえた。
バチン。
乾いた音が保健室に響いた。



