っじゃなくて!!
私、嫌って言ったわよね!? 聞こえてないのかしら、たすくさんは!
「と、取り合えず、み、耳掃除したほうがいいわよ!」
「……は?」
すんでのところで、私は一命をとりとめた。
「き、今日、夕飯の後に、耳かき貸してあげる!
職人の手作りのやつなんだから!
もう、ごっそりよ!!」
「……っはは……なに……それっ……はは」
たすくさんは、壁に片手を預けたまま、もう片方の腕でお腹を抱えて体をくの字に折った。
「……ち、ちょっと笑いすぎじゃない?」
「あー、耳掃除ときたかあ」
腰を曲げたまま、下を向いていた顔を上げて、上目遣いに私の顔をのぞきこむ。
「膝枕」
「え?」
「膝枕で、キョンがやってくれるなら、許してあげる」
「許すって何よ」
「俺、怒ってるんだから。俺以外の男と楽しそうにお喋りしちゃってさ」
「そんなの私の勝手じゃない」
「じゃあ、ちゅーする」
「わわわかったから、そんなに顔近づけないでよ」
たすくさんは、身を引いて「交渉成立、ね」と満面の笑みで破顔した。
私、嫌って言ったわよね!? 聞こえてないのかしら、たすくさんは!
「と、取り合えず、み、耳掃除したほうがいいわよ!」
「……は?」
すんでのところで、私は一命をとりとめた。
「き、今日、夕飯の後に、耳かき貸してあげる!
職人の手作りのやつなんだから!
もう、ごっそりよ!!」
「……っはは……なに……それっ……はは」
たすくさんは、壁に片手を預けたまま、もう片方の腕でお腹を抱えて体をくの字に折った。
「……ち、ちょっと笑いすぎじゃない?」
「あー、耳掃除ときたかあ」
腰を曲げたまま、下を向いていた顔を上げて、上目遣いに私の顔をのぞきこむ。
「膝枕」
「え?」
「膝枕で、キョンがやってくれるなら、許してあげる」
「許すって何よ」
「俺、怒ってるんだから。俺以外の男と楽しそうにお喋りしちゃってさ」
「そんなの私の勝手じゃない」
「じゃあ、ちゅーする」
「わわわかったから、そんなに顔近づけないでよ」
たすくさんは、身を引いて「交渉成立、ね」と満面の笑みで破顔した。



