運動場を眺めて、聞き流しているような仕草をみせていたキョンが、ちらりと俺に視線を上げた。
俺の視線が凹であったなら、キョンの視線は凸で、お互いの視線は、かっちり嵌った。はまってしまった。
二回、キョンはまばたきをした。
キョンが目をつぶったほんの一時の間、目を逸らさなかったことを後悔するくらい、心臓がうるさい。
鼓動のたびに、心臓が左胸から一センチは飛び出しているんじゃないかな。そんなかんじ。
そして、疑問が浮かぶ。
俺より、キョンが方が落ち着いて見えるのはどうして?
「あなたが言えって言ったくせに」
キョンは、ふ、っと表情を崩した。
息を吐きながら、目を少し細めて。薄く開いた口元には、小さな白い歯を覗かせて。
衝動。
頭が真っ白になった。
「痛……」
キョンの小さな悲鳴にハッとする。
俺は、キョンを抱きしめていた。
キョンが何か言ってる。けれどもそれは、俺の頭の中を横切るだけで、その言葉を理解するだけの余裕が俺には残っていなかった。
気が付いたときには、もう、後戻りができなくて、俺は、キョンの腰を引き寄せたまま、乱暴な手つきでキョンの顎を上に向ける。
と、同時に、キョンの唇を奪っていた。
俺の視線が凹であったなら、キョンの視線は凸で、お互いの視線は、かっちり嵌った。はまってしまった。
二回、キョンはまばたきをした。
キョンが目をつぶったほんの一時の間、目を逸らさなかったことを後悔するくらい、心臓がうるさい。
鼓動のたびに、心臓が左胸から一センチは飛び出しているんじゃないかな。そんなかんじ。
そして、疑問が浮かぶ。
俺より、キョンが方が落ち着いて見えるのはどうして?
「あなたが言えって言ったくせに」
キョンは、ふ、っと表情を崩した。
息を吐きながら、目を少し細めて。薄く開いた口元には、小さな白い歯を覗かせて。
衝動。
頭が真っ白になった。
「痛……」
キョンの小さな悲鳴にハッとする。
俺は、キョンを抱きしめていた。
キョンが何か言ってる。けれどもそれは、俺の頭の中を横切るだけで、その言葉を理解するだけの余裕が俺には残っていなかった。
気が付いたときには、もう、後戻りができなくて、俺は、キョンの腰を引き寄せたまま、乱暴な手つきでキョンの顎を上に向ける。
と、同時に、キョンの唇を奪っていた。



