『運動不足』という言葉が頭の中に登場すること3回。
俺の生活の中で唯一の運動とも言える、夜の戯れも最近じゃめっきりだし。
禁欲生活の反動がこんな所に現れるなんてねえ。
朝のジョギングでも、と本気で考え始めた頃、屋上へ出る扉の前のスペースにうずくまる塊を発見した。
段差を四、五段残したところで足を止めた。
重ねた腕の中に頭を突っ伏し、俺に脳天を向けている。頭の脇から流れるみつあみは、リノリウムの床をなめていた。
「そこのかわいーいお嬢さん。
パンツみえてますよお」
キョンは、ゆっくりと顔をあげた。
パンツなんてこの際どうでもいいのかな?
体育座りの足を崩すこともなく、上目使いに俺を見上げる。
「たすくさん……」
目のやり場に困るものの、俺は、取り敢えず胸を撫で下ろした。
涙の後はみとめられるけれど、現在進行形ではなさそう。
「今日は天気がいいね。
キョンちゃん、俺のひなたぼっこに付き合ってくれない?」
差し障りのない言葉を……とは思ってたけどさあ、ちょっとこれは、色気なさすぎじゃない?
呆れて「馬鹿じゃないの」と返ってくると思っていたキョンの言葉は意外にも
はにかんだような、けれども苦い笑顔で、
「ありがとう」
だった。
ちょっと複雑。
キョンらしくないの、全然。
思ってたよりずっと、ショックうけちゃってるのね。
俺の生活の中で唯一の運動とも言える、夜の戯れも最近じゃめっきりだし。
禁欲生活の反動がこんな所に現れるなんてねえ。
朝のジョギングでも、と本気で考え始めた頃、屋上へ出る扉の前のスペースにうずくまる塊を発見した。
段差を四、五段残したところで足を止めた。
重ねた腕の中に頭を突っ伏し、俺に脳天を向けている。頭の脇から流れるみつあみは、リノリウムの床をなめていた。
「そこのかわいーいお嬢さん。
パンツみえてますよお」
キョンは、ゆっくりと顔をあげた。
パンツなんてこの際どうでもいいのかな?
体育座りの足を崩すこともなく、上目使いに俺を見上げる。
「たすくさん……」
目のやり場に困るものの、俺は、取り敢えず胸を撫で下ろした。
涙の後はみとめられるけれど、現在進行形ではなさそう。
「今日は天気がいいね。
キョンちゃん、俺のひなたぼっこに付き合ってくれない?」
差し障りのない言葉を……とは思ってたけどさあ、ちょっとこれは、色気なさすぎじゃない?
呆れて「馬鹿じゃないの」と返ってくると思っていたキョンの言葉は意外にも
はにかんだような、けれども苦い笑顔で、
「ありがとう」
だった。
ちょっと複雑。
キョンらしくないの、全然。
思ってたよりずっと、ショックうけちゃってるのね。



