馬鹿だね、俺。
今更気が付いた俺は、馬鹿に拍車をかける。
キョンのつらそうな顔、見ているだけで、こんなに苦しい。
それほど、この子が好きなんだ。
好き、以上なんだ。
そして、これほどまでに好きな子が、他の野郎に告白するのを見届けようとしてる。
それも、俺が促して。
馬鹿の極みだね、まじで。
「ちゃんと……言えるかな」
キョンのか細いその声は、震えていて、かすれていて、俺を取り巻く空気を必要以上に振動させた。
すがるような眼差しに、心臓にインパクトでモクネジを捻り打つかの如く胸がギリギリ痛む。
「だいじょーぶ。
俺がちゃーんと待っててあげるから。
お礼はそうね、ちゅーで許してやらあ」
キョンは、一瞬だけ、肩に入った力を抜くような微笑みを残し、小さく頷いた。
「たすくさん、私、変われる……?」
「キョンは、変われる」
そして、キョンは一歩踏み出した。
今更気が付いた俺は、馬鹿に拍車をかける。
キョンのつらそうな顔、見ているだけで、こんなに苦しい。
それほど、この子が好きなんだ。
好き、以上なんだ。
そして、これほどまでに好きな子が、他の野郎に告白するのを見届けようとしてる。
それも、俺が促して。
馬鹿の極みだね、まじで。
「ちゃんと……言えるかな」
キョンのか細いその声は、震えていて、かすれていて、俺を取り巻く空気を必要以上に振動させた。
すがるような眼差しに、心臓にインパクトでモクネジを捻り打つかの如く胸がギリギリ痛む。
「だいじょーぶ。
俺がちゃーんと待っててあげるから。
お礼はそうね、ちゅーで許してやらあ」
キョンは、一瞬だけ、肩に入った力を抜くような微笑みを残し、小さく頷いた。
「たすくさん、私、変われる……?」
「キョンは、変われる」
そして、キョンは一歩踏み出した。



