「コットン」
窓の外を眺めていたコットンが俺を見上げる。
「ああ、たすく」
コットン、元気ない。
心ここにあらず、ってかんじ。心なしか、目の下に“くま”をしっかりこさえちゃって。
目を合わせているはずのコットンの視線は、俺を通り越してその後ろ、そのまた後ろの、どこか異空間を見つめているようだ。
「どったの? コットン、なんかあった?」
「べつに。死んでも言わない、たすくには」
うっわ。いつもに増して刺々しいでやんの。
死んでも俺には借りは作らないってことなのかしら。
「でも、コットン、死んじまったらおしまいじゃない」
「たすくに借りを作るくらいだったら死んだ方がマシってこと。
で、何よ」
うーん、やっぱり。気が立ってますねえ。
月イチのアノ日なのかしら。
「キョンね、これから頭痛くなるから。
だから、次の教科のセンセーにヨロシク言っといて」
「保健室行ってますって言っときゃあいいわけね」
コットンは、赤い髪をかきあげて、再び窓の方に顔を向けた。
目線は、上のほう。雲の流れでも見ているみたい。意外とロマンチストなのね。
「んじゃ、よろしく」
そう告げると、コットンは外を眺めたまま、面倒くさそうに片手を挙げた。
キョンの席に向かう途中、一度振り返ってコットンをもう一度見やる。
コットンは、相変わらず空を眺めていた。
変なの。
窓の外を眺めていたコットンが俺を見上げる。
「ああ、たすく」
コットン、元気ない。
心ここにあらず、ってかんじ。心なしか、目の下に“くま”をしっかりこさえちゃって。
目を合わせているはずのコットンの視線は、俺を通り越してその後ろ、そのまた後ろの、どこか異空間を見つめているようだ。
「どったの? コットン、なんかあった?」
「べつに。死んでも言わない、たすくには」
うっわ。いつもに増して刺々しいでやんの。
死んでも俺には借りは作らないってことなのかしら。
「でも、コットン、死んじまったらおしまいじゃない」
「たすくに借りを作るくらいだったら死んだ方がマシってこと。
で、何よ」
うーん、やっぱり。気が立ってますねえ。
月イチのアノ日なのかしら。
「キョンね、これから頭痛くなるから。
だから、次の教科のセンセーにヨロシク言っといて」
「保健室行ってますって言っときゃあいいわけね」
コットンは、赤い髪をかきあげて、再び窓の方に顔を向けた。
目線は、上のほう。雲の流れでも見ているみたい。意外とロマンチストなのね。
「んじゃ、よろしく」
そう告げると、コットンは外を眺めたまま、面倒くさそうに片手を挙げた。
キョンの席に向かう途中、一度振り返ってコットンをもう一度見やる。
コットンは、相変わらず空を眺めていた。
変なの。



