「荒れ狂った運河で、小舟に乗ってるの……。
私とお姉ちゃんと貴兄のお母さんでね、船の縁につかまって助けを求めてる……」
「うん」
「岸では、貴兄と貴兄のお父さんが一番大切な人を助けようと、手を伸ばしてる。
ひとりずつしか助けられないのよ……」
「うん」
「貴兄のお父さんは、貴兄のお母さんに。
貴兄はお姉ちゃんに手を伸ばす……。
そこで気が付くの……ああ、私には誰もいないんだって……」
「……俺は?」
おれ……?
「そこに、岸に俺はいないわけ?」
「え……?」
「俺が助けるよ」
たすくさん……が?
「忘れちゃだめよ。
キョンには、たっしーがいるじゃないの」
たすくさんは、力強く笑う。
私とお姉ちゃんと貴兄のお母さんでね、船の縁につかまって助けを求めてる……」
「うん」
「岸では、貴兄と貴兄のお父さんが一番大切な人を助けようと、手を伸ばしてる。
ひとりずつしか助けられないのよ……」
「うん」
「貴兄のお父さんは、貴兄のお母さんに。
貴兄はお姉ちゃんに手を伸ばす……。
そこで気が付くの……ああ、私には誰もいないんだって……」
「……俺は?」
おれ……?
「そこに、岸に俺はいないわけ?」
「え……?」
「俺が助けるよ」
たすくさん……が?
「忘れちゃだめよ。
キョンには、たっしーがいるじゃないの」
たすくさんは、力強く笑う。



