『旨い不味いは別として、料理にはね、人柄があらわれるのよ』
お姉ちゃんの口癖。
どういう意味なのか、よくわからなかった私だけれど、実際、今もピンとこないけれど……。
素材の大きさがやや不揃い気味のお姉ちゃんの料理。
それに比べて、今、目の前で湯気を立ち上らせているたすくさんの『肉豆腐』の、豆腐、インゲン、たまねぎは測ったように切り揃えられている。
案外、几帳面なのかしら、たすくさんって。
「いただきます」
お箸を伸ばすと、肉が乗っかった豆腐は、崩れることなく箸の上に落ち着いた。
口の中で、まず甘みが。それに被せるようにやってくるちょうどいい塩分。あまからの味と豆腐の風味が絶妙にコラボする。
「おいしい……」
無意識に飛び出した率直な感想は、レポーターには不向きなものだったけれど、たすくさんは、嬉しそうに「よかった」と返してくれた。
『おいしい』を、他の言葉に変換をするのは、難しいけれど、敢えて言うなら『きちんとした』味、というのが当てはまると思う。
お姉ちゃんの口癖が本当のことなんだとしたら、やっぱり、たすくさんって、几帳面なのかもしれない。……すんごく意外だけれど。
それはそうと……箸が止まらない。
「俺、料理、ハマったかも。
そんなふうにさ、美味しそうに食べて貰えるんだったら、また作りたいって思っちゃう」
「私、そんなに美味しそうに食べてる? 実際、美味しいけど……」
「うん。すっげー可愛い」
そう言って、またにっこり。
美味しそう=可愛い?
ちょっと意味がわからないわ。
……やっぱり、たすくさんって、イイカゲンな人なのかも。
お姉ちゃんの口癖。
どういう意味なのか、よくわからなかった私だけれど、実際、今もピンとこないけれど……。
素材の大きさがやや不揃い気味のお姉ちゃんの料理。
それに比べて、今、目の前で湯気を立ち上らせているたすくさんの『肉豆腐』の、豆腐、インゲン、たまねぎは測ったように切り揃えられている。
案外、几帳面なのかしら、たすくさんって。
「いただきます」
お箸を伸ばすと、肉が乗っかった豆腐は、崩れることなく箸の上に落ち着いた。
口の中で、まず甘みが。それに被せるようにやってくるちょうどいい塩分。あまからの味と豆腐の風味が絶妙にコラボする。
「おいしい……」
無意識に飛び出した率直な感想は、レポーターには不向きなものだったけれど、たすくさんは、嬉しそうに「よかった」と返してくれた。
『おいしい』を、他の言葉に変換をするのは、難しいけれど、敢えて言うなら『きちんとした』味、というのが当てはまると思う。
お姉ちゃんの口癖が本当のことなんだとしたら、やっぱり、たすくさんって、几帳面なのかもしれない。……すんごく意外だけれど。
それはそうと……箸が止まらない。
「俺、料理、ハマったかも。
そんなふうにさ、美味しそうに食べて貰えるんだったら、また作りたいって思っちゃう」
「私、そんなに美味しそうに食べてる? 実際、美味しいけど……」
「うん。すっげー可愛い」
そう言って、またにっこり。
美味しそう=可愛い?
ちょっと意味がわからないわ。
……やっぱり、たすくさんって、イイカゲンな人なのかも。



