「その目……だから嫌だったんだよ。
俺は、女でお前みたいなやつをよーく知ってる。
そいつが今のお前みたいな目をしたとき、何があっても諦めないことも知ってる」
ああ、燈子さんのことか。燈子さん、喋り方がクサイと思ったらやっぱり。
俺に言っているのか、独り言なのか、量りかねる口調で貴史ちゃんは呟いた。
そして続ける。
「だから、もういい。言いたいことは気が遠くなるほどあるが、俺が何を言ってももう無駄だろう。
ただし、たすく、次は無いからな」
「俺、貴史ちゃん大好きだ!! まじ好き。
キョン、のどか、ヒデ、コットン、かおるん、きらたんさん、燈子さんの次の好き!!」
「……ずいぶん下位じゃねえか。上位でも嬉しかないけどな。
わかったら、さっさと授業行け」
貴史ちゃんは手の甲で、しっしとやるとそっぽを向いてしまった。
扉をあけて、中に向かって叫ぶ。
「貴史ちゃん、ありがとう。次が無いように俺、努力するから!!」
ピシャっと閉まった扉の向こうで、貴史ちゃんが
「次があってたまるか!!」
と叫んだけれど、聞こえなかったことにしておこう。
だって、キョンがそういうプレイが好きかもしれないじゃん。
それに、俺、もう2度とこんなことは起こさないって心に決めたもん。
俺は、女でお前みたいなやつをよーく知ってる。
そいつが今のお前みたいな目をしたとき、何があっても諦めないことも知ってる」
ああ、燈子さんのことか。燈子さん、喋り方がクサイと思ったらやっぱり。
俺に言っているのか、独り言なのか、量りかねる口調で貴史ちゃんは呟いた。
そして続ける。
「だから、もういい。言いたいことは気が遠くなるほどあるが、俺が何を言ってももう無駄だろう。
ただし、たすく、次は無いからな」
「俺、貴史ちゃん大好きだ!! まじ好き。
キョン、のどか、ヒデ、コットン、かおるん、きらたんさん、燈子さんの次の好き!!」
「……ずいぶん下位じゃねえか。上位でも嬉しかないけどな。
わかったら、さっさと授業行け」
貴史ちゃんは手の甲で、しっしとやるとそっぽを向いてしまった。
扉をあけて、中に向かって叫ぶ。
「貴史ちゃん、ありがとう。次が無いように俺、努力するから!!」
ピシャっと閉まった扉の向こうで、貴史ちゃんが
「次があってたまるか!!」
と叫んだけれど、聞こえなかったことにしておこう。
だって、キョンがそういうプレイが好きかもしれないじゃん。
それに、俺、もう2度とこんなことは起こさないって心に決めたもん。