急に……どうしたのよ……。
のどかさんは、こちらに視線を向けながら、手にしていたものをさっとテーブルの下に隠した。
たすくさんは、ゆったりとした足取りで、私の横をすり抜ける。
「たすくさん……?」
すれ違いざまに恐る恐る声をかけてみるが、たすくさんには届かなかったようだ。
たすくさんの視線は、まっすぐのどかさんに注がれている。
「のどか、いま、なにを、かくしたの……?」
うって変わって優しい声。小さい子供に尋ねるように、一言一言丁寧に発音した。
緊迫した、と言っていいほどの張り詰めた空気の中で、その声は、妙に浮いていた。
たすくさんは、座っているのどかさんの前に立って、その膝の上に置かれたものに視線を落とした。
のどかさんの顔色がみるみる青ざめていくのがわかる。
『7』。その数字は、のどかさんの頭の上にはっきりと浮かび上がった。
『恐怖』の暗示。 今、この瞬間、のどかさんは、恐怖を感じているってこと……。
「ねえ、のんちゃん、それ、にいちゃんにも、みせて?」
たすくさんが、『のんちゃん』と言った瞬間、のどかさんの肩の上で『32』が赤々と点滅し始めた。
やばい……。『危険』。
「たすくさん!」
思わず呼んでしまった。
たすくさんは、上半身を捻りながら、ゆっくりとした仕草で振り向く。
のどかさんは、こちらに視線を向けながら、手にしていたものをさっとテーブルの下に隠した。
たすくさんは、ゆったりとした足取りで、私の横をすり抜ける。
「たすくさん……?」
すれ違いざまに恐る恐る声をかけてみるが、たすくさんには届かなかったようだ。
たすくさんの視線は、まっすぐのどかさんに注がれている。
「のどか、いま、なにを、かくしたの……?」
うって変わって優しい声。小さい子供に尋ねるように、一言一言丁寧に発音した。
緊迫した、と言っていいほどの張り詰めた空気の中で、その声は、妙に浮いていた。
たすくさんは、座っているのどかさんの前に立って、その膝の上に置かれたものに視線を落とした。
のどかさんの顔色がみるみる青ざめていくのがわかる。
『7』。その数字は、のどかさんの頭の上にはっきりと浮かび上がった。
『恐怖』の暗示。 今、この瞬間、のどかさんは、恐怖を感じているってこと……。
「ねえ、のんちゃん、それ、にいちゃんにも、みせて?」
たすくさんが、『のんちゃん』と言った瞬間、のどかさんの肩の上で『32』が赤々と点滅し始めた。
やばい……。『危険』。
「たすくさん!」
思わず呼んでしまった。
たすくさんは、上半身を捻りながら、ゆっくりとした仕草で振り向く。



