「大丈夫です。もう少ししたら帰りますので。ドレスや靴は次のお茶会の時に返しますね」
少し残念そうなアンナ様。
「ドレスや靴はあなたにプレゼントするわ。
…無理に引き留めるわけにはいかないわね。
本当はルキに紹介したいのに。それはしない約束だものね。」
アンナ様がいなかったら私が経験できなかったことが多くあるだろう。
家から連れ出してくれるのはいつもアンナ様だ。
「あ、今度お城に招待するわ。リオにも紹介したいし、お庭でお茶を一緒に飲みたいの。」
国王のリオ様のことだろう。
「楽しみにしています」
私の返事をきくと名残惜しそうに国王様の方へ歩いて行った。



