「 ばかじゃね?
一人でマジで来たの?
あは、聞いた?

こっちは、お前が嫌い。
だから、大切な、女の子をめちゃくちゃにしてあげる!」



ーーーー!?

「きゃっ、離して!龍!」


ひとりの男が、あげはを押し倒した。



「ーーーーあげはに、触るな!?」




近付けば、ギュッとあげはを抱きしめる男。
ニヤリ、と笑う。


なんつー奴らだよ。


「ーーーー殴りたいならいくらでも殴れよ。
気が済むまで、殴れよ。


だから、あげはを離せよ。
関係ないんだよ」






大切な君が泣いてる。


君はやっぱり弱いから、守ってあげたくなる。