「ーーーーあげはが、捕まった?」




ベッドの膨らみは消えて、あるのはーー泣きそうな龍だった。



「ーーーーあげはが、来て欲しいのは俺じゃない。いつだって、龍なんだよ!!

いつだって、龍しか見てない!
行けよ、おじさんには俺からちゃんと伝えて置くから」



ねえ、龍。




きっと、あげは、龍が、来るのを待ってる。


お願いだから、行ってくれ。