亡霊が、いつどこで狙っているか
分からないんだからーーーー。



館内より、まず先は外。

正門見て、裏口もいない。



「何これーー、これ俺があげたゴムじゃん。
なんで、こんな場所にっ」


裏口の草むらーー。


進めば、散らばったカバンに、中身。


旬があげたリップも、黒があげた鏡もーーーー

草むらに散らばってあるだけ。









「ーーーーあげは?」





ピンク色のスマホ。


点滅してるスマホ。






「"ーーーー誰だ?"」




あげはの訳ない。

だってあげはのスマホは、ここにある。














「"芹山龍の大切な子は、頂いた。
可愛いね〜。
タイプだわっ"」










グッ、とスマホに力を入れた。














「"ーーーー亡霊ってお前か、あげはを返せ!
あげはになんかしたら、許さねーからな!!"」












「"あげはちゃんか、可愛い名前だな。
大丈夫、気持ちよく眠ってるよ。
まだ、、なんもしてないよ?


今から言う場所に、芹山龍、一人で来いよ。

まあ、警視庁の中じゃ、無理だわなっ"」




知ってる。。



龍が、居ないことーーーー。