「歩けるからーーーー大丈夫。
ケンカやだっ」

レイの腕の中のあげはっ。

もう、それからはーーーー
会話はしてない。


あげはを挟んでレイと歩いた。

みんなは、知らないフリをして歩いてる。
警視庁の中の警備態勢は、凄かった。

だけどーーーーまあ、顔パスで入れたのはいいけど。


「よく、考えたら俺が居なきゃ入れないんだわな」

警視庁に、おじさんがいる俺か、黒が居なきゃ入れない。


レイと、あげは二人ならーーーー
二人っきりで、待ちぼうけだった。
しかも、深夜。

彷徨い歩いてネオン街とか。

ムカッ。


バシッ!




「いたっ!痛いよ、白。
なんだよ、急にっ!?」


前を歩くシュウを殴っていた。