ミナミの話では、最近巷で悪くて有名な族がいるらしい。

「なんでも、五人組で自分達のことを"亡霊"って名乗ってるらしいよ。

皆姿は、黒い服を身に纏って居て、ドクロの服を着てるらしい。

まあ、俺らはもう我龍じゃない。
狙われる可能性なんてーーーー「あげはがいる」


ミナミの話は、わかった。


だけどーーーー気になるのは、あげはのこと。



「亡霊の中に、龍に恨みある奴いるんかな?
あげはが、狙われる可能性は無いかな?」



我龍は、正統派。
だけど、気に入らない奴は居ただろう。


たとえもう、我龍の総長が違う奴になっても、恨みが消えたわけじゃない。


「ーーーーまあ、とりあえず会いに行こう。

龍にーーーー」



レイは、駐車場に車を止めた。


「あげは、着いたよ。
あげはっ。
仕方ないなあ」


ため息をしたレイは、あげはをお姫様抱っこした。

つか、起きろよ。
レイの腕に抱かれてんじゃねーよ。


「んっ」





「「ーーーーーーーー」」



何、今の声。