「ーーあ、あたし、なんてことを、ごめんなさい!!」


スチャーー。



上ずった声、震えた指先で拳銃を頭にかざすユナがいた。


ちょ!!何してんの、あの子!!死ぬ気!!


「ごめんなさいーーっ、人を殺めてしまった。これしか選択は無いから!!」







イヤイヤイヤイヤ死んでないから!!



俺?
俺なの?


確かにかすったとはいえ、血出てるけど!!





「ーーユナ。
大丈夫、黒さんは殺しても死なないから」










______。。




うん、確かに並大抵な忍耐力は備わってるから。


なかなか、死なない自身はあるけどさぁ。










「ーーーーだから死ななくていいんだよ。
ただ、ちゃんと反省しょ。
大丈夫、俺はずっといるからっ」



どんな、状況でもいつだってツヨシは冷静だった。



そっと近づいて、泣いてるユナから拳銃を取り上げたら近くの川に放り投げた。



ポチャンーー、と落ちた音。
きっと浮上しないであろうーーお箱入りになった拳銃。




「ーーーーツヨシくん、ありがとうっ」



何ら解決の方向に向かっていて、いい感じだか。

やっぱり傷口は痛い。