「メイド服と言えば基本黒だけど、いろんなカラーバリエーションが欲しいらしいから」


誰だよ、そんなめんどくさい要望頼んだ奴。

「誰がそんなん言ってるわけ?」

あげはの言葉を聞くまでは、一言いう勢いだった。


だけどーーーー


「女子全員だよ」



あ、無理。


女子ほど怖い生き物はないな。

そう常に感じてる。
今でも、、だけどーーーあげは、だけは違った。



いつだってあげは、だけは、違った。



好きだからな、あげはが今でもーーーーーー


「ハロウィンにはね、魔法があるの。
可愛くなれる魔法がね!」


そんな純粋なあげはが、可愛くて可愛くて

だけどあげはにはーーーー


白がいる。


龍だって諦めたんだから
俺も忘れて行かなきゃいけない。


前を歩くあげは、は白の場所に行くと手を繋いだ。

「楽しみだね、ハロウィン。
皆とのハロウィン楽しみだよ!」


満面な笑顔のあげは。