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なんだかな。
別に買い出し係はいい。
ただ、問題はメンバーに一人
紛れてる奴に問題があるだけ。



「なんか、気が重いな」
思わず出た龍の本音。


「良かった、みんなが居たら荷物軽くなるね!」

浮かれたあげはがいた。


まあ、あげはの為になるならいいか。


そう、路地を歩いていた。


生地買いらしい。
メイドand執事服の生地を買いに来た。


正直一から作るってーーー
だるそう。


「服なんか、作れるの?
しかも、何着も何着も」

はい、未知の世界だね。

やれば出来るかもだけど。
生地屋さんは、ショッピングモールの中にあった。

賑やかな雰囲気は、ハロウィンのせいか。
フェアだらけ。


うん、分かるよ。
何となく、浮かれたいよな。

だからこそ、ハロウィンに浮かれた奴らがいるんだけど。


見渡して、ため息。


お化けの仮装。


ドラキュラ伯爵とか、入り口辺りにウヨウヨいる。


浮かれた世界は、ハロウィン一色に染めてゆく。