出会いは、"運命"、"偶然"。

そして、必然的に出会うーーーー。



「出会う運命だったのかも、知れない。
不思議だけどーーーーいつの間にかあげはが、いるのが当たり前になった。

最初から居たみたいな優しい感じ。

ホントあげはって不思議。
すんなりと、俺達の中に入ってきたんだから」


龍の知らなかった想いがーーーー。




あたしに、届くことは無かった。




「戻ろうか、あげはが喉渇いて待ってるよ」


レイの軽めの冗談に、レモンティーを握りしめた俺は、少し軽めのフットワークで向かった病室。







「あ、いた。

笑ってる」






「あ、龍!!

喉渇いた!!
レモンティーちょうだいっ!」


君の気持ちに気づかなくてごめん。



「はいよ、受け取れあげはっ」



投げ渡されたレモンティーは、宙を舞った。




カタン、ゴロゴロ。。


「もう、落としちゃったじゃない!」


初めからーーーー



合わなかったかも知れない。

すれ違っていた。