「ああ、もういがみ合いは辞めた。
あげはーーーー。

白に幸せにして貰って。


彼氏じゃなくても、守ってやるよ。


だってあげはーーーー


龍神達の守るべき者だからな」


龍ーー。


龍の言葉が胸に滲みる。



「ありがとう、龍っ。
大好きだよっ」






あたしは、笑った。











「ちょ、決心揺らぐから辞めれや。
喉渇いたろ。
なんか、買って来てやる」




龍の優しさにーーーー





「じゃあ、紅茶っ!」




甘えてしまうあたし。



笑ってる龍に、あたしは視線を外して白を見た。




少し拗ねてる白。

何?



「大好きとかは、俺だけにしな。
なんつーか、妬ける」


そう言い真っ赤になる白が、可愛くて可愛くて。

自然と抱きしめた。



「ーーーー先生とかいるんだけど、空気よんでね君達」
苦笑いのユウくんがいた。



アレ?


レイくんが居ない。



お礼言い忘れた。


あたしはーーーー何も考えて無かった。



龍の気持ちに。。