君が愛しくて愛しくてーーーー

男の子にこんなん思うの、変かな?


だけど、愛しくて愛しくてーーーー
想いが溢れてーーーー。



「ごめんね、愛しくなりました!」

恥ずかしい。
自分から、唇にキスなんかーーーー
恥ずかしくなり、顔を覆うあたしに。

グィッーーーー。

身体は白に奪われてしまう。

「ーーーー嬉しかった想い、伝わったよ」


ーーーー!?

それなら良かった、と安心したのも束の間だった。



唇は、白に奪われていた。

嘘!?
みんな見てるのに、濃厚なキスに。

あたしは、ただ目を瞑るしか無かった。


周りの声なんか、耳に入らない。

だけどーーーー






「良かったなぁ、白。
想いが通じて!」



ニカっと、笑ったレイくんが居た。

だけどその横顔は切なくて、なんだか不思議に首を傾げた。