自分だって、昔嫉妬からあげはを傷つけた。
龍とのこと、言えない。
わかってる。


龍だって悪気なかった。

わかってるけどーーーー。

今、あげはと離れて自分の側にいるのが
内心ホッとしていて、奪われたく無くて。

距離をとってるーーーー。


「本来、いるはずの龍が居ない!
みんな揃わなきゃ意味がない!!

白は、あげはを奪われたくなくて、本心ぶつけないの見え見え!!
だから、すぐに奪われる」



ーーっ。




ムカッ、とした。



"だから、すぐ奪われる"ーーーー。



図星だから。



本心を、ぶつけて
やっぱり龍は、あげはが好き。

やっぱり、俺じゃダメだったなんてーー


感じたくなかった。
だからーーーー




「あたしはーー、白から離れないよ。
白は、そんなに悩んでた?

あたしはーー、龍じゃない。







白を見てる!」






真っ直ぐにーー、キラキラした瞳が




俺を見つめてる。








「そうだよ、あげはともちゃんと
向き合ってないよ。
ちゃんと向き合えば、ちゃんと見つめてくれるから」


ーーーーーー!!


シュウは、わかってた。